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循環型社会へ 北欧デンマークのテキスタイルメーカー Kvadrat(クヴァドラ)のサスティナブルな取り組みへ迫る!

循環型社会へ ー北欧デンマークのテキスタイルメーカー Kvadrat(クヴァドラ)のサスティナブルな取り組みへ迫る!ー

マルニファニシングのリノベーション家具、ショパン クヴァドラファブリックのアームチェア ダークブラウン仕上げ/ショパン クヴァドラファブリックのアームチェア マットクリア仕上げに使用しているファブリックはKvadrat(クヴァドラ)を代表する人気モデルの "Hallingdal(ハリンダル)"。
クヴァドラ社は1968年に北欧デンマークで創業され、世界のデザインイノベーションのリーダーとして世界的に高い人気を誇るテキスタイルメーカーです。
クヴァドラの創り出すテキスタイルはウール素材を多く使用して作られており、ハリンダルもそのうちのひとつ。ウールは100%天然素材であり、再生可能かつ生分解可能なサスティナブルな素材として改めて見直されています。


今回はクヴァドラの取り組みついて少し掘り下げてご紹介いたします。

本社がデンマーク中東部沿岸の豊かな自然環境に囲まれているクヴァドラは、自社が環境に対して社会的責任を持つ場所であることを強く自覚し、

「Regenerate Together through Transparency ―透明性をもって共に再生する」

というサスティナビリティ戦略を掲げ、その達成のためにさまざまな取り組みを行っています。

Kvadratのサスティナブルな取り組み

Kvadrat(クヴァドラ)本社では国内で発電されたグリーンエネルギーのみを使用している


⚫︎サスティナブルな牧場から羊毛を調達

原材料調達先の生産体制にまで着目し、高品質でありながらサスティナブルな牧羊で生産に取り組むパートナーを選定しているそうです。

⚫︎本社の電力はデンマーク国内の風力発電による100%再生可能エネルギーを導入

2010年より、国内の風力発電によって作り出されたグリーンエネルギーのみを使用しているとのこと。

⚫︎アップサイクル・リサイクルへの取り組み

ペットボトルから作られたポリエステル糸を用いたテキスタイルの開発、また使用済みファブリックを新たなテキスタイルへと生まれ変わらせる技術革新を追求するなど循環型思想を具現化しています。

そのほかにも、
ー2020年以降に新調する社用車はすべてEV/Hybridに限定
ー本社食堂ではオーガニック食を提供、掃除用品に至るまでオーガニック製品を使用
ー可能な限り梱包材を削減、使用する場合にもFSC認証を受けた再生材を使用

など数多くの取り組みを積極的に行い、環境負荷の少ないものづくりを実践しています。

Kvadratの生地の魅力

マルニファニシングでも度々登場するこの生地「ハリンダル」は創業当時から作り続けられているそうで、自然界にある豊かな色彩を平織りにしたテキスタイルです。50年以上経った今でもさまざまな家具メーカーから支持される中間色から原色まで多様性に富んだカラー展開が魅力であり、北欧の名作家具をはじめヴィンテージ家具との相性も非常に良い王道の生地といえます。
素材感を生かしたしっかりとした厚みのウール素材は使用する原料にもこだわり、ニュージーランドの契約農場で大事に育てられた羊の毛を使用しています。毛を刈るタイミングも気候が安定して羊のストレスが毛にあらわれない時期を見極め、更に生地のデザインによって毛の長さや種類も細かく選定してるのだとか。「長く使い続けられるもの」をコンセプトに、徹底したモノづくりへのこだわりは椅子の曲線や直線、細部のフォルムを美しく映し出し、より上質に仕上げてくれます。耐久性も美しさも極めた、まさに逸品といえます。

クヴァドラの人気テキスタイル、ハリンダルの画像

つくる→なおす→また使う

「また使う」へのチャレンジとしてマルニファニシングが行っているのが、古い家具を新たな製品へと生まれ変わらせるリノベーション家具事業「MARUNIFURNISHING」です。 リノベーション住宅のように住宅性能や付加価値を高めたり、機能性を向上させて現代のライフスタイルに合った素材やデザインを取り入れつつ新しい価値を創出するように、家具においても新たな価値を見出せるような取り組みを行っていきたいです。



リノベーションされるのを待つ家具たち


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